また長いこと未更新でした。
昨年秋の繁殖ですが、
オカメインコは11月初旬までに誕生したヒナは手乗りヒナとしての誘拐時機までに
大きな寒さが無くて無事に生きて誘拐出来て良かったのですが、11月中旬以降にその時機を迎える予定だったヒナは朝晩の冷え込みの為にほぼ全滅でした。犠牲になったヒナの数としては26羽です。
オカメインコの親鳥の殆どはヒナが孵化し終わったら、数日~1.2週間経ちますと餌やりの時以外は巣箱に入らなくなります。そのような時に夜間の冷え込みがありますとヒナは凍え死にます。
1羽が死ぬとその個体が冷たくなってしまいますから寄添っていた2羽.3羽と死の連鎖です。
この事は長年の経験で分かっていましたから、その対策として昨年から巣材の下にパネルヒーター(商品名:ピタリ適温)を敷いて対策としておりましたが、近年の気候変化にはその程度の加温は時間稼ぎ程度に過ぎませんでした。原因はパネルヒーターの温度不足にあります。
パネルヒーター自体の温度が40℃程度では抜本的対策にはなりませんでした。
夏の異常な暑さが秋まで長引き秋の繁殖時季が遅くなり、もたもたしていたら直に寒い秋になってしまう暑かったり急に寒くなったり暑さ寒さの差が極端な近年の天候は小鳥達の自然の営みをも狂わせてしまいます。
パネルヒーターは4月上旬の寒い春の繫殖時に使う必要があると思っていましたが、まさか秋に使うとは思ってもいませんでしたし、それでも失敗するとは思っていませんでした。
保温を一から考え直さなくてはなりません。
隙間風が容赦なく入る大きな繁殖小屋全体をオカメインコの為だけに暖房を施すのはコスト的に非現実的です。
ならば巣箱の中だけを暖房するしか手がありません。
そこで思い付いたのがパネルヒーター+白熱電球による巣箱の暖房です。
電球ソケット・白熱電球をオカメのケージの数だけ購入して電気コードの配線作業・巣箱の加工がようやく終わり、来春の繁殖で早速使用して行きたいと思っています。
・・・・・火事が一番心配ではありますが。
皆さんが興味があると思われる手乗りヒナですが、繁殖ケージと状況です。
①セキセイインコ・・・・・繁殖ケージ数減少の影響でヒナはボチボチ取れています。
それでも30個の繁殖ケージです。
大型セキセイは9ペア体制、羽衣セキセイは3ペア。
②コザクラインコ・・・・・今般、繁殖ケージ数いっぱいにペアリングをしまして、
今春から取れるヒナは原則手乗りヒナとしての飼育が可能となります。
繁殖ケージ63個体制です。
③ボタンインコ・・・・・・セキセイインコの繁殖ケージを24個奪って繁殖拡大を図って来ましたが、
今般、種鳥の確保が完了しました。繁殖ケージ68個体制です。
後はコザクラインコ同様に年間30羽位の種鳥を残す必要があります。
④オカメインコ・・・・・・繁殖ケージ45個位ありますが、希望の品種のペアリングがまだ完成して
いませんので再来年辺りまで種鳥の確保が必要になります。
それでも適宜手乗りヒナは出ており、現在一人餌の手乗りは10羽居ます。
⑤サザナミインコ・・・・・8ペア居ますが中々ヒナが取れてくれません。
⑥アキクサインコ・・・・・ケージの場所変更とケージサイズ不適が原因でしょうか、
これも中々ヒナが取れません。
⑦ビセイインコ・・・・・・10数ペア居ましたが、お客さんにせがまれて何ペアか手離し手薄です。
⑧ウロコインコ・・・・・・9ペア体制ではありますが、繁殖可能なのは現在6ペアです。
⑨その他のインコ・・・・・カルカヤインコ・ワカナインコ・キキョウインコ・シロハラインコ・
オオホンセイインコ・シロハラインコが僅かだけ居ます。
⑩フィンチ類・・・・・・・文鳥9ペア、十姉妹とキンカチョウが24ペア、コキンチョウ5ペア、
カナリヤ5ペア、本紅雀5ペア。